面接その3

そろそろ民放キー局の一般職面接が始まるので改めて注意点を記す。



局によって違うと思われるが、最初の面接官は中堅社員が出て来る。その後、2次面接には、一般企業で言えば課長クラス、その後、部長クラス、局長クラス、役員面接、と続くので、大体4-5回は面接が行われるのではないか。



一回目の面接で落ちては元も子もない。面接時間は基本的に短いと思っていい。3-5分くらいのものであろう。その短い時間で自分をアピールしなければならない。印象に残らなくてはいけないのだ。



これまでに、言いたいことは30秒くらいにまとめておくよう書いた。実際に、親や兄弟、友人や先輩を相手に模擬面接はしてみただろうか?これは是非やっておいたほうがいい。自分で頭の中でシュミレーションしていても、実際人を前にするとうまくいかないことが往々にしてある。


まずは、相手の目を見て話すことが大切だ。もし、どうしても相手の目を見ることが出来ない人は、眼と目の間、眉間の辺りを見るといい。

目を見ないで話すと、自信が無い様に受け取られる可能性が大だ。また覚えてきたことをオウム返しに喋っているだけ、と思われるかもしれない。



相手の目を見て、どうどうと話そう。ただし、くどくならないように。結論を先に述べ、そのあとその理由をコンパクトに話すのがよい。



次に大切なのは、話の最後をはっきりとさせることだ。


大きな声で話すのは言うまでも無いが、話の最後が不明瞭だと、やはり、印象が弱くなる。「・・・・だと考えます。」「・・・だからです。」とはっきり話を終えよう。



圧迫面接や、意地悪い質問にも落ち着いて答えよう。面接官は、あなたの切り返し方を見ているのだ。感情的になったり、焦ることは全く無い。落ち着いて、自分の意見を開陳すればいいのだ。

「何故、その仕事をやりたいの?他の仕事じゃ駄目なの?」
「本当は別の会社に行きたいんじゃないの?この仕事に向いてないんじゃない?」
「必ずしも希望の部署に行くとは限らないよ?希望じゃないところに配属されたらどうするの?」



そんな質問にも冷静に答えればいい。自分がその仕事をやりたいなら、素直にその情熱を相手に伝えればいいだけの話だ。


会社側は、情熱のある人に入ってもらいたいのだ。貴方のその会社に対する



どうしても入りたいんだ、という情熱を面接官に伝えて欲しい。

単純なことだが、簡単ではない。しかし、それが分かれ目になると思う。