2006-01-01から1年間の記事一覧
13日、20日は受講生の映像制作の発表だ。既に半数の生徒がその力作を発表した。前期に既に記者リポート、3分の映像企画を制作しているため、後期の5分の企画制作にも慣れたものだ。 テーマの選定にも苦労の後が見られ、また映像の取り方、編集の仕方も格段に…
企画を制作するプロセスと留意点: 1企画を通して自分は何を伝えたいのかを考える。シンプルなメッセージ。 2何が撮れるか、リサーチをする。 3実際に現場に行ってみる。(ロケハン)何が撮れるか、何が撮れないか、チェックする。 4専門家、当事者、通…
以下が後期の映像制作の課題です。各自、予定に従って進めてください。 放送特殊講義II 映像制作課題 300612025 「東京で見つけたこんなモノ」 街を歩いていてふと気付いた。何故ここにこんなものがあるんだろう?何故この人は、ここでこんなことをしている…
きょうの講義はニュース原稿演習でした。放送特殊講義II 20061018 原稿演習 次の新聞記事をベースに、尺 1’00”のニュース原稿と 1'30"の記者リポート原稿を作成しなさい。 北が中国に「複数回核実験」と通告 米政府当局者 米NBCテレビは17日、米政府当…
放送特殊講義、11日には、フジテレビのベテランアナウンサーの境鶴丸アナウンサーを招きます。男性アナウンサーは初めてのゲストです。境アナは9月まで週末のスーパーニュースのキャスターでした。安定した読みには定評があります。私も彼のアナウンス技術を…
実はトンネルを掘っているという情報は以前にもあった。現場のS記者がそうした情報を入手。トンネルの入り口を掘っている場所もほぼ特定した。しかし、ポリスラインが公邸の周囲は張られ、厳重な警備網がしかれ、そこへはメディアは一切近づけない。そこで、…
メディアスクラムなど、報道による被害が取りざたされている。そうした報道による視聴者の人権を守る為の組織がある。それは: 「放送倫理・番組向上機構」(=BPO、放送倫理機構)という。 BPOは、視聴者の基本的人権を守るため、放送への苦情、特に人権…
ある男の事を書こう。彼の名前は、ファハド(仮名)。誇り高き特殊部隊の兵士である。年はまだ30歳くらいだったろうか?若いフィアンセがいた。あるとき彼は、とある場所で、公邸突入の訓練をしている、と明かした。郊外のある場所で、実際に公邸を模した建…
竹中平蔵総務大臣の私的懇談会「通信と放送の在り方に関する懇談会」がまとめた改革案は、与党側の通信・放送産業高度化小委員会(委員長:片山虎之助参議院幹事長)の前に大幅に後退した。22日に正式に合意した内容とは: NHK改革衛星チャンネルを削減子会…
陸上自衛隊がイラクのサマワに派遣されてから2年半たった。きょう小泉総理が撤退を決めたわけだが、果たしてこの派遣、どういう意味があったのか? 2004年の春、私はクウェートに居た。自衛隊の派遣第一陣を取材する海外特派員を送り込む前線基地に行くよう…
きょうの毎日の朝刊に、竹中総務大臣の私的懇談会、「通信・放送の在り方に関する懇談会」(座長:松原聡、東洋大教授)がまとめた最終報告書に対し、メンバーの1人である、評論家の宮剤哲弥氏が率直に批判している。曰く・・・ ・時間が短いのに、議題は"過…
通常の記者リポートとは別に、解説リポートというものがある。 記者リポは、ニュースをストレートに伝えるのが目的。それに対し、解説リポートは、そのニュースの持つ意味、背景などについて説明するのが目的。 いかに例を示す。 普通のストレートな記者リポ…
「取材源の秘匿」に関し、東京高裁が認める判断を下した。 記者の証言拒絶を巡る裁判の経緯はこうだ。 読売新聞などが1997年、日米両国の税務当局が米国の健康食品会社に課税処分した、と報道した。 この健康食品会社は、「課税処分は誤り」だとして、アメリ…
事件が長期化の様相を呈してきた。MRTAは、ペルー政府関係者、日系企業関係者、日本の大使及び大使館員、ボリビア大使ら70名余りの人質を捕らえて立てこもり、一向に解放する気配がない。世界各国から集まったジャーナリストはピーク時で1500人、と言われた…
受講生が制作した記者リポート、テーマは「2007年度入社 就職活動の実態」 20名以上が、みなそれぞれ個性のあるリポートを発表した。撮影も編集も全く初めて!という人もいて、特に編集は大変だったようだが、実際にやってみると思ったほど難しくない、意外…
もう一人情報提供者として現れた、国家テロ対策本部のA大佐も忘れらない。 まじめで、いかにも警察幹部といった偉丈夫であった。かれはとても慎重で、毎回、場所を変えて指定してきた。大体、リマ市内から車で30分以上はなれた辺鄙な場所だった。レストラン…
もう一人情報提供者として現れた、国家テロ対策本部のA大佐も忘れらない。 まじめで、いかにも警察幹部といった偉丈夫であった。かれはとても慎重で、毎回、場所を変えて指定してきた。大体、リマ市内から車で30分以上はなれた辺鄙な場所だった。レストラン…
元MRTA幹部・・・・今は海軍の諜報部門のスパイとなっているこの男。エドと呼ぼう。コーディネーターの伊藤さん夫妻が仲介してくれた。何しろ元テロリストであり、今は諜報機関の情報屋だ。日本のメディアと接触していることが分かったら、彼の命が危ない。 …
フジテレビのスタッフが30人近くに膨れ上がった。とうとうフライ・ウェイ*1も到着し、公邸を睥睨する近くの角のビルの屋上に設置、そこから24時間カメラで公邸の動きを監視する体制にした。しかし、大家は法外な家賃を要求してきた。背に腹は変えられない。…
「安全第一」私はそれを絶対守らなくては、と心に決めた。まず、テロリストたちの持っている武器はどんなものなのか、調べることにした。ペルー人のコーディネーターに頼み、テロ専門の特殊警察の人間に来てもらい、実際、MRTAの持ち込んだ武器をサンプルと…
東京に判断を仰いでも、答えは決まっている。「現場で判断しろ。安全第一で行け。」デスクとしての仕事は、多岐に渡る。最初の一週間くらいは、取材のシフトを組むのに苦労した。大きな紙に、記者、ディレクター、カメラマン、通訳・・・何時から何時まで取…
それは12月31日に突然起きた。ペルー警察が、報道関係者に対し、正面玄関から公邸の外観を撮影することを許可したのだ。各メディアは数班毎に分けられ、それまで近寄ることの出来なかった公邸の正門前を通過しながら撮影することになった。第1班、第2班、第3…
ようやく、リマ在住のコーディネーターと会えた。日本人の伊藤さん(仮名)だった。高校を卒業してから、ペルーに渡り、日系人のご主人と結婚され、4人の子宝に恵まれたが、その今は、ペルー人のアルベルト(仮名)氏と再婚し、ガイドや通訳をやっている方だ…
放送特殊では、記者リポートと企画の制作を課題とする。 1記者リポートの課題は「今年の就職戦線(2007年入社の学生対象)」 尺は1’30”ー50” 2企画の課題は「2年目のクールビズ」 尺は3’00” まず、記者リポートだが、「2007年度入社の就活」を自…
急いで鋼鉄製の扉の隣にある、これまた分厚いガラスに覆われた警備員室にかけよる。英語でまくし立てるしかない。なんと言ったか覚えてないが、”We are Japanese TV crew. We have a live here from now on. It is coming soon! We are in hurry!!"ぐらいは…