大規模災害がおきた場合の特番対応

以下を速やかに実行、オンエアに結びつける。


  1. 報道局員は原則、全員召集をかける。ローカル局との窓口となっている、連絡部*1のデスク、内勤、VTRをつなぐディレクターなどは休みの人も含め狩り出す。
  2. 事件、事故が起こったローカル局には、近隣県のローカル局から人、中継車、ENG=Electoric News Gathering*2カメラマンなどの応援を派遣する。
  3. キー局では、スタジオ解説用に専門家・解説者などの出演を手配する。
  4. 特番をオンエアするため、編成部と調整する。
  5. 特番用の人の配置を決める。PD*3、Director*4、Assiarnr Director=AD*5、キャスターなど誰がやるのか決める。
  6. ローカル局から刻一刻と上がってくる情報(事故の状況、原因、けが人、死者の正確な数字、病院への収容状況、事故を起こした会社の記者会見、所轄官庁の会見、現地の対策本部などの情報、目撃者、被災者らのインタビューなどを内勤が的確に処理する。特に電送されてくる膨大なVTRを時系列的に、かつ正確にキャプション*6を整理する。<<

まだまだ被害は大きくなっています。亡くなられた方のご冥福を祈ります・・・・。

*1:FNN=フジニュースネットワーク、27局から上がってくるニュース原稿、映像の受け、ニュースの送り出しを担当する

*2:プロ使用の報道ビデオカメラのこと

*3:Program Director=番組のオンエアそのものを行う人。オンエア中はカメラワーク、ニュースの順番など全てを仕切る、オーケストラで言えば指揮者に相当する。

*4:原稿を書いたり、自分で取材することもあるが、基本的に映像をつなげる編集する人

*5:ディレクターの指示に従って、映像のチェック、インタビューの起し=全文をタイプアウトすること、映像検索・手配、原稿のコピー取り、ゲストの車手配などなんでもやる人。

*6:テープの内容、撮影時刻、場所など